陶翠(とうすい) 〔当代〕
本名:水野嗣賀男
 戦前〜戦後を通じて多くの名品を世に送り出した陶翠の当代。先代以前の陶翠鉢は釉薬物が多く、絵付に関しては浅井茶山(品野茶山)がしていた。水野嗣賀男氏は茶山に師事して陶画を学び、父・緑寿庵陶翠の下で盆器づくりを修行した。陶翠の鉢づくりと茶山の絵付を受け継ぐ作家として陶翠絵鉢を世に送る。独特の絵付は味わい深く、南画を基調とする山水・人物・花鳥図のほか、東海道五十三次、富嶽三十六景、四季山水図などの組物、山草鉢、色小鉢、中鉢など多彩な才能を発揮し、精力的に鉢を世に送り出した。近年は生産数もごく少数で陶翠絵鉢の評価がこれまで以上に高まりつつある。

外寸:口径9cm高6cm

落款:陶翠

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